オオコオイムシを「まとばえき湿地」にて確認
2007年 10月 15日
その中で勉強したこともたくさんありましたが、中でも水路(明渠)の作り方がとても勉強になりました。
その工法は素人にはとても難しいので、とりあえず似せた形を「まとばえき湿地」で取り入れることにしました。
それはただ単に水路を湿地内に通し、流すだけのモノとは違い、一端堰き止めてしまい、あふれ出した水を湿地内に循環させるというモノ。
また、水路の幅をある程度広げ、できるだけ斜度をつけないで、水量を確保するという方法です。
こういう水路の作り方は昆虫にとり住みよい環境だそうだ。
そこで、早速似通った方法を導入してみようと「まとばえき」にて、作業に入りました。
すると発見!
そこにはすでにオオコオイムシと思われる2個体が棲んでいました。
↑刺すそうで、気をつけなければ・・・。
僕が今までオオコオイムシを発見したのは4カ所のみでして、岩盤からしみ出した雨水がたまっていて、決して干上がらないと思われる安定した水たまり。
そういった場所でのみ観察できていましたから、今回はある意味大収穫なのだと思います。
ま、そんなにいない虫でも無いようだけど・・・。
「まとばえき湿地」の場合、元々田んぼだった場所を友人たちに手伝ってもらい水路を付け、7年。その水路も手を加えながら何とか今に至っている。
天然ではなく、手を加えないといけない湿地ではあるが、今のところ水に関しては、比較的安定していることが裏付けられたのではないかと思う。
入り口の池にはゲンゴロウも確認できている。